こんにちは、nanaです。
大ヒットドラマの中で登場した美味しそうな手作り料理の数々は、放送から時間が経った今でも根強い人気がありますよね。みくり飯としてSNSでも話題になった瓦そばや、1話の親子雑炊、鮭と枝豆の炊き込みご飯など、登場するごはんレシピはどれも再現しやすく合理的なものばかりです。
毎日の献立に悩む方や、公式アカウントの逃げ恥キッチンなどを探してクックパッドなどを検索する方も多いのではないでしょうか。
この記事では、逃げるは恥だが役に立つの料理やレシピに関する具体的な作り方や、そこに込められた家事分担への深いメッセージまでを詳しく紐解いていきます。
ドラマの背景を知ることで、毎日のキッチンに立つ時間が少しでも楽しくなれば嬉しいです。
- ドラマで話題になった代表的なレシピの具体的な作り方と調理のコツ
- クックパッド公式連動企画や裏アカウントの詳しい背景
- 劇中のごはんエピソードが教えてくれる家事分担のヒント
- 手作りのプレッシャーから解放されるための合理的な考え方

逃げるは恥だが役に立つの料理レシピを解説
みくりが平匡さんのために作るごはんは、どれも美味しそうで、かつとっても合理的で真似したくなるアイデアに溢れていますよね。
ここでは、視聴者の間で特に反響が大きかった代表的なメニューについて、具体的な作り方や美味しく仕上げるためのちょっとしたコツ、そしてどんなシーンで登場して二人の関係性をどう深めていったのかをじっくりと振り返りながらご紹介していきますね。
みくり飯で話題の瓦そば
みくり飯の中でも特に印象的で、実際に真似して作る視聴者が続出したのが「瓦そば」ですよね。これは山口県の郷土料理であり、平匡さんにとっては幼い頃の家族の思い出が詰まった、いわば「津崎家の味」として登場しました。
ドラマの中で、みくりと平匡さんが二人で肩を並べてホットプレートを囲み、一緒におしゃべりしながら調理するシーンは、ただのごはん作りを超えた大切なコミュニケーションの時間として描かれていて、見ているこちらまで温かい気持ちになりました。

失敗しない錦糸卵と甘辛牛肉の準備
本来の瓦そばは、熱した瓦の上に茶そばや具材を乗せて提供されますが、ドラマではご家庭でも真似しやすいようにホットプレートを使ってアレンジされています。
美味しく作るための下準備として、まずはトッピングから取り掛かりましょう。錦糸卵を綺麗に作るコツは、卵を溶きほぐした後に少量の「水溶き片栗粉」を混ぜ合わせることです。こうすることで、薄く焼いても破れにくく、初心者でも扱いやすい丈夫な薄焼き卵になりますよ。
少し冷ましてから細切りにすると、ふんわり綺麗な錦糸卵が完成します。続いて、トッピングの主役ともいえる牛肉の甘辛煮です。
フライパンで牛こま切れ肉(または薄切り肉)を炒め、色が変わったら醤油、砂糖、みりん、酒を加えて汁気がなくなるまでしっかり炒め煮にします。このお肉のしっかりした味が、後からお蕎麦と絡んだ時に最高のアクセントになるんです。
パリパリ食感を生む茶そばの焼き方
主役となる茶そばの茹で方にも、ちょっとしたポイントがあります。パッケージに書かれている規定の茹で時間よりも「少し短め(例えば5分指定なら3分半ほど)」にして、少し硬めに茹で上げるのがコツです。
茹で上がったらすぐに冷水にさらして表面のぬめりを取り、しっかりと水気を切っておきます。
そしてここからが最大の腕の見せ所です!油を引いて熱したホットプレートに茶そばを広げたら、すぐにかき混ぜず、底面に少し焦げ目がつくまでじっと我慢して焼き付けます。この「パリパリ・カリカリ」の食感こそが瓦そばの醍醐味なんです。
- 錦糸卵:卵に少量の水溶き片栗粉を混ぜると破れにくく綺麗に仕上がります
- 麺の茹で方:茶そばは表示時間より短めに茹で、冷水でしめて水気を切る
- 焼き方:かき混ぜすぎず、底がパリパリになるまでしっかり焼き付ける
仕上げの盛り付けと美味しい食べ方
茶そばにこんがり焼き目がついたら、その上に用意しておいた錦糸卵、甘辛い牛肉、たっぷりの小口切りネギ、刻み海苔を彩りよく層になるように乗せていきます。
そして頂上には、輪切りのレモンともみじおろしをちょこんと添えれば、見た目も華やかな瓦そばの完成です!食べる時は、温かいめんつゆの中にレモンをギュッと絞り、もみじおろしを溶かし込んで、パリパリのお蕎麦と具材を一緒にくぐらせていただきます。
お肉のコクとレモンの酸味、お蕎麦の風味が口の中で一体となって、本当に箸が止まらなくなりますよ。週末のごはんや、ちょっとしたホームパーティーにもおすすめのメニューです。
絶品な鮭と枝豆の炊き込みご飯
こちらもみくり飯を代表する大人気メニューですね。ごはんもののバリエーションを増やすために、みくりが炊飯器を新調して最初に作ったのがこの炊き込みご飯でした。
秋冬の味覚がぎゅっと詰まった優しい味わいに、普段は感情をあまり表に出さない平匡さんが大絶賛し、自ら「おかわり」をリクエストしたことで、SNSなどでも「絶対に作ってみたい!」と爆発的な話題を呼びました。見た目の彩りも良く、お弁当に入れても美味しいという万能さが魅力の一品です。

美味しさの秘訣は丁寧な下ごしらえ
この炊き込みご飯を本当に美味しく作るポイントは、なんといっても食べる人のことを想った丁寧な下ごしらえにあります。
まず、メインとなる塩鮭(甘塩の切り身)は、食べる時に骨が刺さるストレスをなくすため、事前に丁寧に骨を取り除いて一口大に切り分けます。そして少量の酒をふりかけて、魚特有の臭みを抜いておくことが大切です。
また、枝豆もただ茹でるだけでなく、さやから出すのはもちろん、薄皮まで綺麗に剥いておきます。ちょっと手間に感じるかもしれませんが、この一手間をかけることで、ご飯に混ぜ込んだ時の食感がなめらかになり、色合いも格段に鮮やかになるんです。
昆布を再利用するみくりの堅実なアイデア
味のベースとなる出汁は、昆布とかつお節から本格的な合わせ出汁をとります。水に昆布を入れて火にかけ、沸騰する直前に取り出し、かつお節を加えるという基本の手順ですが、ここでみくりの主婦としての堅実さが光ります。
なんと、出汁をとった後の昆布を捨てずに、約3mmの細切りにして具材として再利用するんです!食材を一切無駄にしないこの姿勢、本当に素晴らしいですよね。
炊き込み工程と時短アレンジの提案
下準備が整ったら、炊飯器にお米、合わせ出汁、細切りにした昆布、ごぼう、にんじん、しめじ、そして下処理をした塩鮭を入れて炊飯スイッチを押します。炊き上がったら、あらかじめ下茹でしておいた枝豆を加え、全体をふんわりと混ぜ合わせます。鮭の優しいピンク色と、枝豆の鮮やかな緑色のコントラストが美しく、食卓が一気に華やぐ絶品ご飯の完成です。
ただ、「毎日のごはん作りで、昆布から出汁をとる時間なんてない!」という方もいらっしゃいますよね。そんな方におすすめなのが時短アレンジ版です。
温かいご飯に、焼いてほぐした塩鮭、茹でた枝豆、薄切りのみょうが、白ごまを加え、味の決め手として市販の顆粒の昆布茶(小さじ1程度)を混ぜ込むだけで、ドラマの雰囲気を手軽に味わえる絶品混ぜご飯になります。忙しい平日はこちらのアプローチで楽しむのも大賛成です。
【お料理を作る際のご注意】
※ここでご紹介する分量や数値データはあくまで一般的な目安です。
※食物アレルギー等の心配がある場合はご自身の体質に合わせてご判断いただき、最終的な判断は専門家にご相談ください。正確な情報は公式レシピサイト等をご確認くださいね。
平匡さんのために手際よく作ったさっぱり親子雑炊
無理をして風邪を引いて寝込んでしまった平匡さんのために、みくりがパパッと手際よく作ってあげたのがこの「さっぱり親子雑炊」です。高熱を出して一人ぼっちで寝込んでいる時って、本当に心細いものですよね。
そんな時に、消化に良くて身体の芯から温まるこんなに優しいごはんを作ってもらえたら、お腹だけでなく心まで満たされて、平匡さんがみくりに絶大な信頼を寄せるようになったのも深く頷けます。「風邪の時に作ってほしいごはんナンバーワン」として、放送直後から大きな反響を呼びました。

ご飯をサラサラに仕上げるひと手間
美味しく作るちょっとしたコツ
雑炊を作る時、炊飯器にある白ごはんをそのまま鍋に入れていませんか?実は、使う白ごはんは一度ザルに入れてさっと水洗いし、水気を切っておくのがおすすめなんです。こうすることでご飯の表面の粘り気が取れて、ドロドロにならずサラッとした口当たりの食べやすい雑炊に仕上がりますよ。
風邪を引いている時は、とにかく食べやすさが第一です。具材の鶏むね肉は、火の通りを均一にして固くなるのを防ぐため、薄くそぎ切りにしてからさらに細く刻んでおきます。こうすることでお肉の食感が優しくなり、喉越しも良くなります。
一人用の小さな土鍋にお水と白だし(大さじ2程度)を入れて火にかけ、煮立ってきたら細かく刻んだ鶏肉を入れます。お肉が固まらないように菜箸で優しくほぐしながら火を通し、そこへ先ほど水洗いしておいたご飯を加えます。全体がとろっとしてくるまで、弱火でじっくりと煮込んでいきましょう。
彩りを添えるみくり流のトッピング
ご飯がふっくらと好みの柔らかさになったら、溶き卵を全体に回し入れます。ここで終わらないのがみくり飯の凄いところです。この親子雑炊の視覚的なハイライトとも言えるのが、鍋の中央に鮮やかなオレンジ色をした「すりおろし人参(大さじ1程度)」をトッピングするというアイデアです。
蓋をしてしばらく蒸らし、卵がふんわりとした半熟状態になったところで火を止めます。最後に小口切りにした小ねぎを散らせば完成です。
黄色い卵、緑のねぎ、そして中央の鮮やかなオレンジ色の人参。体調が悪くて食欲がない時でも、この美しい彩りを見るだけで「ちょっと食べてみようかな」という気力が湧いてきますよね。
風邪の時だけでなく、ちょっと食べすぎた翌日のリセットごはんや、遅く帰った日の夜食としても大活躍してくれる、胃腸に優しいパーフェクトなレシピだと思います。
公式の逃げ恥キッチンとクックパッド
このドラマが、単なるテレビの枠を超えて社会現象とまで呼ばれるようになった理由の一つに、現実世界と見事にリンクした画期的なクロスメディア戦略があります。
ドラマの中でみくりが献立に悩むシーンでは、スマートフォンやタブレットを開いて「クックパッド」の画面を見ながら料理の段取りを考える姿が何度もリアルに描かれていました。
そして驚くべきことに、現実のクックパッド上にも、放送と完全に連動する形で特設アカウントが開設されていたのです。

逃げ恥@TBSの公式キッチンの仕掛け
放送期間中、クックパッド内には「逃げ恥@TBSの公式キッチン」という実在のアカウントが存在していました。
ここには、「キャンディえび春巻き」や「みくり風サーモンの南蛮漬け」、そして先ほどご紹介した「瓦そば」など、ドラマで放送されたばかりの劇中レシピが、詳細な材料や手順とともにリアルタイムで随時公開されていったのです。
毎日の献立作りに悩む私たち視聴者にとって、これは本当に画期的で実用的なサービスでした。「ドラマを見て美味しそうな料理に心を奪われる」→「放送直後にクックパッドでレシピを検索する」→「翌日の夕食で実際に作ってみる」という完璧な流れができあがっていたんです。
SNSで広がる「#みくり飯」の輪
さらに、公式がこの流れを後押しするように、SNSでのキャンペーンを展開しました。視聴者が自宅で再現した料理の写真を、InstagramやTwitterで「#みくり飯」というハッシュタグを付けて投稿すると、抽選で番組特製グッズがもらえるという企画です。
これにより、視聴者は単なる受け手ではなく、作品の世界に自ら参加し、体験を共有するクリエイターの一部となっていきました。
見ず知らずの視聴者同士が「みくり飯作ってみたよ!」「瓦そばの焼き加減が難しいね」などとSNS上で交流し合う光景は、まさに新しいエンターテインメントの形だったなと今でも感心してしまいます。
フィクションのドラマ世界のヒロインと、現実世界でキッチンに立つ私たちが、クックパッドというプラットフォームを通してシームレスに繋がっていた感覚は、とてもワクワクする素晴らしい体験でした。
沼田のハートフル坊主レシピ
みくり飯と同じくらい、いや、ある意味ではそれ以上にコアなファン層の心を掴んで離さなかったのが、古田新太さん演じる沼田さんの存在です。
平匡さんが勤めるIT企業の上司であり、優秀なインフラエンジニアである沼田さんは、人間観察が鋭くて、みくりと平匡さんの関係性にもいち早く違和感を覚える勘のいいキャラクターでした。
そんな一見無骨で男くさい沼田さんが、実は凄まじい料理の腕前の持ち主だったというギャップには、本当に驚かされましたよね。

裏アカウント「ハートフル坊主」の正体
ドラマの第2話で、みくりがクックパッドで参考にしていたカリスマレシピ投稿者「ハートフル坊主」の正体が、なんと沼田さんであったことが判明します。
これもまた制作陣のディテールへのこだわりが爆発している部分で、みくりの公式キッチンと同様に、現実のクックパッド上にも「ハートフル坊主のキッチン」というアカウントが本当に存在していたんです。
このアカウントを覗いてみると、単なる男の料理や家庭料理の枠を完全に超えた、プロ顔負けの洗練されたレシピがずらりと並んでいました。カフェで出てくるようなお洒落なメニューばかりで、「沼田さん、一体いつの間にこんな女子力の高い料理を作ってるの!?」とテレビの前でツッコミを入れた方も多いはずです。
ダッチベイビーとアボカドローズ
特に話題になったのが、鉄製のスキレットを使ってオーブンで焼き上げるドイツ風パンケーキ「ダッチベイビー」です。外はサクッと、中はモチッとした生地に、粉砂糖やレモンをたっぷりかけていただくお洒落スイーツを、あの沼田さんが休日に一人で焼いている姿を想像するだけで愛おしくなりますよね。
さらに、アボカドを極薄くスライスし、指先で丁寧に丸めながらバラの花びらのように美しく盛り付ける「アボカドローズ」のレシピまで公開されていました。
一見無骨なおじさんキャラクターが、実は繊細で美しい料理でネット上の人気者になっているというメタ構造。そして、その料理はただの小道具ではなく、沼田さんにとっては日々の仕事のストレスをリセットし、自分自身を整えるための大切な時間だったのだと思うと、料理が持つ癒やしのパワーの大きさに気付かされます。
🍳 みくり愛用の白いフライパン「グリーンパン」
みくりが毎日のお料理で使っていた、清潔感のある白いセラミックコーティングのフライパンや雪平鍋。あれはベルギーのブランド「グリーンパン」のウッドビーシリーズです。有害な化学物質を一切含まない安全なコーティングで、こびりつきにくくお手入れも簡単。白とウッド調のナチュラルなデザインが、キッチンを明るくお洒落に演出してくれますよね。毎日使う道具がお気に入りだと、料理のモチベーションも格段に上がります。
|
|
逃げるは恥だが役に立つの料理レシピの奥深さ
ここまで具体的なレシピの魅力をお伝えしてきましたが、この作品の本当の凄さは、料理を単なる「美味しそうな小道具」として終わらせていないところにあります。
レシピそのものの魅力はもちろんですが、料理を通して描かれる人間関係の変化や、現代の共働き世帯が抱える悩み、そして新しいライフスタイルへのメッセージが込められているのです。ここからは、ストーリーを彩ったごはんの数々と、考えさせられる名言についてさらに深掘りしていこうと思います。
食卓に並ぶ料理のバリエーション
ドラマのストーリー展開と、食卓に並ぶ料理のバリエーションは非常に密接に連動しています。平匡さんの胃袋と信頼を掴んだ定番の家庭料理「筑前煮」。
筑前煮の具材を無駄なく活用し、ルーを足して「筑前煮カレー」へと見事にリメイクする様子が描かれました。和食からカレーへの大胆な変身は、みくりの主婦としての柔軟な発想力と、限られた予算と食材でやりくりするプロ意識を見事に表現していました。
関係性の変化を映し出す食卓
また、具材を巻いて揚げる「春巻き」や、好きな具材を自分で包んで食べる「タコス」、そしてホッと心を落ち着かせる「炊き込みご飯」などでした。
タコスのように、自分の手で完成させながらワイワイ食べる料理は、二人の距離感を少しずつ縮め、日常の継続とささやかな変化を受け入れていく過程を象徴しているようにも見えます。
「同じ釜の飯を食う」という言葉がありますが、どんなに仕事で疲れていても、何か悩み事があっても、とりあえず二人で食卓に向かい合って同じものを食べる。その行為そのものが、二人の絆を強くしていく一番の特効薬だったのだと思います。
おもてなしの「お花のじゃがいもピザ」
さらに忘れてはならないのが、平匡さんの同僚たちが突然家を訪れてきたエピソードで作られたおもてなし料理です。小麦粉を使わず、細切りにしたじゃがいもをフライパンでカリカリに焼いて生地の代わりにした「お花のじゃがいもピザ」は見た目も華やかで大好評でした。
ここでの調理の最大のコツは、スライサーで細切りにしたじゃがいもを絶対に水にさらさないことです。じゃがいものでんぷん質が糊の代わりとなって生地をまとめてくれるので、そのまま油をひいたフライパンに敷き詰めてじっくり焼くのが成功の秘訣です。上にトマトやソーセージ、パプリカでお花畑のようにトッピングすれば、急な来客でも喜ばれる最高の一品になります。
可愛いみくり弁当のアイデア
夕食のメニューだけでなく、みくりが作る「お弁当」のアイデアも、視聴者の心を鷲掴みにしました。みくりが派遣社員時代に自分用に持参していたお弁当や、平匡さんとピクニックに出かけた時の手作り弁当など、蓋を開けた瞬間にパァッと心が明るくなるような工夫が随所に散りばめられていましたね。

彩りと配慮が詰まったお弁当術
| お弁当の工夫ポイント | 詳細と込められた思い |
|---|---|
| 彩りとデザインの魔法 | 定番のそぼろご飯の上に、ハムをクルクル巻いて作ったお花をトッピング。少しの工夫で特別感が出ます。 |
| 提供温度への細やかな配慮 | ハヤシライス弁当では、冷たいルーを食べなくて済むよう、温かいソースを別の保温ジャーに入れて持参。 |
| 断面の美しさを計算 | 鶏ひき肉に卵黄、卵白、いんげんを重ねて巻いた三色ロール。切った時の黄色、白、緑の断面が華やか。 |
お弁当って、作ってから食べるまでに時間が空くので、味が落ちてしまったり、見た目が茶色っぽくなってしまったりと、毎日のこととなると本当に悩ましいですよね。でもみくりのお弁当は、ちょっとした手間でパッと華やかになるアイデアに満ちていました。
例えば、三色ロール。アルミホイルの上に鶏ひき肉のタネを広げ、その上に裏ごしした卵白と卵黄の層を作り、真ん中にいんげんを置いてクルクルと巻き、オーブンで焼き上げます。カットした時の断面の美しさは、お弁当箱の中の宝石のようです。
食べる相手への思いやり
そして何より素晴らしいのが、「食べる人が、食べる瞬間に一番美味しく食べられるように」という細やかな配慮です。
冷たいままのハヤシライスは美味しくないからと、保温ジャーを活用する姿勢には、お料理を通したみくりの深い愛情とプロ意識を感じます。
私自身も、お弁当作りのモチベーションが下がった時はみくり弁当を思い出して、「蓋を開けた時に少しでも喜んでもらえるように」と、ハムのお花を一つ添えてみたりしています。
👗 みくりとお揃い気分を味わえる「イエローのエプロン」
みくりが劇中で着けていたエプロンはどれもセンスが良くて可愛かったですが、中でもパッと目を引くマスタードイエローのエプロンはとても印象的でしたよね。「DRESSSEN(ドレスセン)」などのロゴ入りエプロンや、シンプルなリネン素材のカラフルなエプロンは、毎日の面倒な家事の気分を上げてくれる素敵なファッション小物です。お料理の時間がもっと楽しく、特別なものになりそうですね。
|
|
料理は科学のサジェストと名言
ドラマを見ていて、私が個人的に一番ハッとさせられ、ネットの検索サジェストにも残り続けるほど多くの共感を呼んだ言葉があります。
それは、平匡さんが発した「料理は科学」という名言です。
これまで実家暮らしや一人暮らしで、自炊の経験がまったくと言っていいほど無かった理系ITエンジニアの平匡さん。そんな彼が、みくりから初めて料理の手ほどきを受ける過程で、料理という未知の領域に対して彼なりのアプローチを見出した瞬間でした。

ジェンダーバイアスからの脱却
これまでの日本のドラマや世間一般の認識において、料理といえば「女性の生来の役割」であったり、「手間暇と愛情の量が味を決める」といった、少し情緒的でジェンダーバイアスの強い描かれ方をすることが多かったように思います。「おふくろの味」という言葉があるように、長時間の煮込みや手作業こそが美徳とされがちでした。
しかし、平匡さんは違いました。彼は料理を「材料の正確な分量、適切な加熱時間、そして食材に起こる化学変化の組み合わせによる、再現可能なプロセス(アルゴリズム)」としてロジカルに解析したのです。この理系脳全開の解釈は、目から鱗の体験でした。
誰もが参加できるタスクとしての再定義
「料理は愛情」と言われてしまうと、経験のない人にとってはハードルが高く、失敗した時に「愛情が足りないのか」と自分を責めてしまいがちです。
しかし「料理は科学」であり「再現可能なプロセス」であるならば、レシピという設計図通りに分量を量り、温度と時間を守れば、性別や経験を問わず誰でも美味しい料理を作ることができるという証明になります。
家事は一部の人の特殊能力ではなく、誰もが論理的に習得し、参加できるタスクである。平匡さんのこのアプローチは、料理に対するハードルを劇的に下げ、これから家事を分担していこうとする多くの共働き夫婦に、大きな勇気と具体的な解決策を提示してくれた革新的なシーンだったと思います。
手作りの呪いから解放されよう
もう一つ、現代の共働き世帯の痛切な悩みを代弁し、心をスッと軽くしてくれた重要なテーマが「手作りの呪いからの解放」です。
毎日完璧な一汁三菜を手作りしなければならない、お惣菜や冷凍食品に頼るのは愛情不足だ…そんな見えないプレッシャーに押しつぶされそうになっている方は、決して少なくないはずです。
便利なテクノロジーへの肯定
ドラマの中で、少しずつ料理のスキルを身につけ始めた平匡さんにとって、強力な救世主となったのが便利な最新の調理家電でした。そして、そんな調理家電の恩恵を受けることに対して、みくりは深く頷きながら「最近の調理家電、ほんと、便利ですよ」と肯定する言葉をかけます。
この何気ない一言には、「料理は必ず手作りで、手間暇をかけなければならない」という強烈な呪縛からの解放という、とても強いメッセージが込められています。
共働き世帯が増加している現代において、毎日完璧な手作り料理を追求することは、物理的にも精神的にも無理があります。夫婦共に働く家庭がマジョリティとなっている今、家事のあり方も当然アップデートされるべきなのです。
家庭の持続可能性とリスク管理

便利なテクノロジーや調理器具、時には市販のミールキットなどを積極的に活用することに、罪悪感を抱く必要は全くありません。劇中で沼田さんが語ったビジネスにおける名言に「誰が休んでも仕事が回る。
帰ってこられる環境を普段から作っておくこと。それが職場におけるリスク管理」という言葉があります。これは、そっくりそのまま「家庭」にも当てはまります。
夫婦のどちらかが病気になったり、仕事でどうしても遅くなったりした非常時でも、双方が調理家電や合理的なレシピを駆使して「なんとか家庭を回せる」状態にしておくこと。
それこそが、現代における真の「家庭のリスク管理」であり、お互いを守るためのシステム作りなのだと、この作品は見事に教えてくれました。
🌪️ 百合ちゃんからのプレゼント「バーミックス」
石田ゆり子さん演じる百合ちゃんが、みくりの誕生日にプレゼントした高性能ハンドブレンダー「バーミックス」。スイス製でスタイリッシュなデザインは、キッチンのインテリアとしても映えます。面倒なポタージュ作りや野菜のみじん切りが驚くほど一瞬で、かつ簡単にできる優れもので、まさに「手作りの呪い」から私たちを解放してくれる、忙しい共働き家庭の頼もしい相棒ですね。
|
|
逃げるは恥だが役に立つの料理やレシピまとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、放送から時間が経っても全く色褪せることのない、魅力たっぷりな「みくり飯」の世界について、レシピの裏側からドラマの深いテーマまでをじっくりと振り返ってみました。
瓦そばや鮭の炊き込みご飯、親子雑炊といった具体的な料理の作り方のコツから、クックパッド公式連動企画や沼田さんの裏アカウントといった作品の世界観を広げる仕掛け。
そして「料理は科学」「手作りの呪い」といった、現代の共働き世帯へのエールとも取れる社会的なメッセージまで、本当に情報量が多く、見れば見るほど新しい発見がある素晴らしいドラマでしたね。

無理のない家事と思いやり
美味しいものを一から手作りする喜びや、相手の健康を気遣ってキッチンに立つ時間は、とても尊いものです。
みくりが鮭の骨を丁寧に取ったり、お弁当の彩りを考えたりするそのひと手間には、確かな愛情がありました。しかしそれと同時に、無理をして共倒れになってしまっては元も子もありません。
最新の調理家電を頼ったり、時には時短アレンジレシピを活用したりして、お互いが無理なく、心からの笑顔で食卓を囲める余裕を持つことが何よりも一番大切なんだと、みくりと平匡さんの姿を見て改めて感じました。
お腹を満たすためだけの作業ではなく、お互いを思いやり、関係性を築いていくための「料理」というコミュニケーション。皆さんもぜひ、気になったメニューやドラマが教えてくれた合理的な考え方を、日々の生活に少しずつ取り入れてみてくださいね。

