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京都人の密かな愉しみ ロケ地和菓子屋を巡る聖地巡礼ガイド

京都人の密かな愉しみ ロケ地和菓子屋を巡る聖地巡礼ガイド 京都人の密かな愉しみ

こんにちは、nanaです。

『京都人の密かな愉しみ』を見ていると、物語と同じくらい気になってくるのが、京都の町に静かに溶け込んでいる和菓子屋ですよね。

なかでも三八子たちと深く関わる老舗「久楽屋春信」は、「本当に京都にあるお店なの?」「モデルになった和菓子屋へ行ける?」「ドラマと同じ場所で和菓子を買ったり甘味を食べたりできる?」と調べたくなる場所だと思います。

結論から言うと、久楽屋春信はドラマの中にある架空の和菓子屋ですが、その世界を形づくるうえで非常に重要な役割を果たした実在店が京都にあります。それが、宝暦5年の1755年創業という長い歴史を持つ御菓子司 俵屋吉富です。

俵屋吉富の公式沿革では、2015年のNHKドラマ『京都人の密かな愉しみ』で制作監修を行い、本店が舞台になったことまで明記されています。

一方で、俵屋吉富のすべての店舗についてNHKや店舗公式が撮影場所として公表しているわけではありません。

そこでこの記事では、「公式に確認できる場所」と「映像や複数の現地検証から高い確度で特定されている場所」を分けて紹介していきます。

さらに『京都人の密かな愉しみ Rouge-継承-』で登場した別の老舗和菓子屋や、聖地巡礼と一緒に味わいたい京菓子、今出川周辺を歩くおすすめルートまでまとめました。

ドラマの風景をただ確認するだけではなく、作品の中に流れていた京都の時間まで感じられる旅にしてもらえたらうれしいです。

この記事のポイント
  • 久楽屋春信と俵屋吉富の正確な関係
  • 本店・小川店・烏丸店など和菓子屋ロケ地
  • Rougeに登場した塩芳軒と名物和菓子
  • 今出川から効率よく巡る聖地巡礼ルート

この記事には『京都人の密かな愉しみ』シリーズおよび『Rouge-継承-』の内容に触れる記述があります。これから初めて作品を見る方や、結末まで知りたくない方はネタバレに注意してください。

京都人の密かな愉しみ和菓子屋ロケ地

「京都人の密かな愉しみ ロケ地 和菓子屋」と検索した方が、最初に押さえておきたい場所が俵屋吉富本店です。

ただし、「久楽屋春信のモデルは俵屋吉富」と一言で片づけてしまうと、公式に確認できる事実より少し踏み込んだ表現になってしまいます。

まずは久楽屋春信と俵屋吉富がどのような関係にあるのかを整理してから、ドラマの世界と現実の京都を重ねてみましょう。

架空の老舗久楽屋春信と実在する京都の町並みや和菓子職人の手仕事を重ねたスライド

久楽屋春信と俵屋吉富の関係

『京都人の密かな愉しみ』に登場する久楽屋春信は、京都で代々受け継がれてきた老舗和菓子屋として描かれる架空の店です。

第1シリーズでは常盤貴子さん演じる沢藤三八子と久楽屋春信が深く結びつき、京菓子を通して京都の季節や家の歴史、人と人との微妙な距離感まで描かれていきます。

そのためドラマを見ていると、久楽屋春信そのものが一人の登場人物のように感じられてくるんですよね。この久楽屋春信と強い関係を持つ実在の和菓子店が俵屋吉富です。

俵屋吉富の公式沿革には、2015年にNHKドラマ『京都人の密かな愉しみ』の制作監修を行い、さらに本店が舞台になったことが記されています。

ここまでは公式情報で確認できる事実なので、京都人の密かな愉しみと俵屋吉富の関係を語るうえで非常に重要なポイントです。

一方、公式情報には「久楽屋春信のモデルになった」とまでは書かれていません。

そのため、「久楽屋春信のモデルは俵屋吉富」と完全に同一視するより、「久楽屋春信の主な撮影舞台となり、ドラマ制作にも協力した実在の老舗」と考える方が正確です。

架空の久楽屋春信と俵屋吉富、亀祥庵と塩芳軒の関係を継承と幕引きのテーマで整理した図

久楽屋春信と俵屋吉富を整理すると

久楽屋春信はドラマのために設定された架空の老舗和菓子屋です。俵屋吉富はドラマの制作監修に関わり、本店が撮影舞台になったことを公式に明らかにしています。

つまり、実在する俵屋吉富の歴史や空気を借りながら、ドラマ独自の「久楽屋春信」という世界が作られていると見るのが自然です。

『Rouge-継承-』では、久楽屋春信が240年の伝統を持つ老舗として描かれています。実在の俵屋吉富は1755年創業なので、2026年には270年以上の歴史を持つことになります。

この年数の違いから考えても、現実の店をそのままドラマへ移したのではなく、実在の老舗文化を土台にしながら物語独自の設定が加えられていることが分かります。

◆nanaのロケ地メモ
ロケ地を調べると、どうしても「モデルはどこ?」という答えだけを探したくなります。でも『京都人の密かな愉しみ』の場合は、実在店と架空の久楽屋春信が少しずつ重なっているところこそ面白いんですよね。俵屋吉富の歴史を知ってからドラマを見直すと、暖簾の向こうに続く家業の重みまで以前より感じられるようになります。

俵屋吉富本店は久楽屋春信の撮影舞台

京都人の密かな愉しみの主な撮影舞台となった俵屋吉富本店の特徴をまとめたスライド

数ある京都人の密かな愉しみの和菓子屋ロケ地の中で、公式情報によってドラマとの関係を確認できる中心地が俵屋吉富本店です。

本店があるのは京都市上京区の室町通上立売上ルで、京都御苑や同志社大学からも遠くない今出川エリアです。観光客向けに大きく演出された店舗ではなく、西陣の町並みの中へ自然になじんでいる店構えが印象的です。

この控えめなたたずまいこそ、久楽屋春信の雰囲気にぴったりなんですよね。建物は白壁と木部の対比が美しく、二階の特徴的な窓、軒下の暖簾、通りに面した間口など、ドラマを見ていた方なら見覚えのある要素が見つかります。

ロケ地を検証した複数の記録では、撮影時に久楽屋春信の屋号を示す暖簾へ差し替えながら、建物そのものの特徴や周辺環境を生かして撮影されたとされています。

つまり、セットを一から造ったのではなく、本物の京都の老舗が持っている年月の積み重なりを、そのまま映像の中へ取り込んでいるのです。

本店には茶室「一釣庵」と坪庭もあり、店頭で商品を選ぶだけでは分からない京菓子店らしい奥行きも感じられます。

外観を見て「ドラマと同じだ」と喜ぶだけでも十分楽しいのですが、俵屋吉富が1755年から続く店だと知ったうえで久楽屋春信を思い出すと、作品の「継ぐ」というテーマが急に現実味を帯びてきます。

『京都人の密かな愉しみ』では、京都の家に生まれること、伝統を守ること、そこから離れることが単純な善悪では描かれません。

長い年月を実際に受け継いできた店を撮影舞台に選んだからこそ、あの物語に言葉だけでは作れない説得力が生まれたのではないかなと思います。

和菓子屋以外も含めたシリーズ全体の撮影場所を巡りたい方は、『京都人の密かな愉しみ』ロケ地巡り・聖地巡礼ガイドもあわせて読むと、和菓子屋と周辺のロケ地をつなげやすくなります。

本店へのアクセスと営業時間

俵屋吉富本店の最寄り駅は、京都市営地下鉄烏丸線の今出川駅です。駅からは徒歩数分程度が目安なので、京都駅方面から地下鉄で向かう場合にも訪れやすい場所です。

項目俵屋吉富 本店
所在地京都市上京区室町通上立売上ル
最寄り駅京都市営地下鉄烏丸線 今出川駅
営業時間8:00~16:00
定休日毎週日曜日・水曜日
電話番号075-432-2211
駐車場本店向かいにお客様用1台

本店を聖地巡礼の予定に入れるときに気をつけたいのが、16時までという営業時間です。

京都観光では午前中から寺社を回り、和菓子屋を最後にしようと考えがちですが、夕方に到着すると閉店時間に間に合わない可能性があります。

小川店や茶ろんたわらや、烏丸店まで一緒に巡るなら、本店は午前から昼過ぎまでに訪れておくと動きやすいですよ。

また、本店は「聖地」と呼ばれる前に現在も営業している和菓子屋です。入口の真正面で長時間撮影したり、来店する方の通行を妨げたりせず、商品を買いに来た方が優先されるように楽しみましょう。

店舗情報は訪問前に再確認してください。
営業時間、定休日、駐車場、取り扱い商品などは変更される可能性があります。徒歩時間も利用する出口や歩く速さによって変わるため、あくまで一般的な目安です。正確な情報は俵屋吉富公式の直営店案内をご確認ください。

久楽屋春信の支店ロケ地を巡る

久楽屋春信の世界をさらに追いかけたいなら、本店だけではなく俵屋吉富のほかの施設にも注目したいところです。

小川店、併設の茶ろんたわらや、烏丸店、京菓子資料館は、複数のロケ地検証でドラマの画面との一致が指摘されています。ただし、本店のように俵屋吉富公式が個別の撮影場所として明記しているわけではありません。

ここから紹介する場所は、公式店舗情報と複数の映像・現地照合を組み合わせた「高確度のロケ地」として見てください。

俵屋吉富小川店と烏丸店、京菓子資料館をまとめた京都人の密かな愉しみロケ地スライド

俵屋吉富小川店と寺之内店

俵屋吉富小川店は、京都市上京区の寺之内通小川西入ルにある店舗です。2006年9月15日に、茶道発祥の地にほど近い「茶菓子」の店として開業しました。

一般商品だけではなく茶菓子に力を入れた店舗で、隣にはこのあと紹介する「茶ろんたわらや」が併設されています。ドラマのロケ地を検証した資料では、この小川店が久楽屋春信の寺之内側の店舗として使用された場所とされています。

NHKや俵屋吉富が「久楽屋春信寺之内店の撮影場所」と公式発表している資料は確認できませんが、外観、入口の位置、特徴的な窓、突き出し看板、寺之内通からの見え方などが映像と一致しています。

特に興味深いのが、ドラマ用にすべてを作り替えているわけではないところです。暖簾など一部を劇中仕様にしながら、実店舗の意匠が残っているため、画面をよく見ると現実の俵屋吉富を感じられる部分があります。

項目俵屋吉富 小川店
所在地京都市上京区寺之内通小川西入ル宝鏡院東町592
営業時間10:00~18:00
定休日毎週火曜日
電話番号075-411-0114
開業2006年9月15日
特徴茶菓子に特化した店舗

小川店周辺は、大型観光施設が並ぶ場所とは違い、静かな通りの中に寺院や町家が点在しています。

「あのロケ地だけ撮って次へ」と急ぐより、少し歩く速度を落としてみると、『京都人の密かな愉しみ』の画面で感じた空気に近づけるかもしれません。

住宅や日常生活の場も近いため、道路上で三脚を広げたり、長時間同じ場所に滞在したりしないよう配慮したいところです。

茶ろんたわらやと栗善哉の名場面

小川店へ行くなら、ぜひあわせて覚えておきたいのが茶ろんたわらやです。俵屋吉富が小川店の開業と同時に設けた初めての茶房で、客席は全部で8席という小さな空間です。

入口から石畳の細い通路を奥へ進み、その先に茶房が現れる造りも印象的です。この茶ろんたわらやは、第1シリーズでエドワード・ヒースローが三八子を追いかけて入り、栗善哉を食べる場面のロケ地として複数の検証で一致しています。

善哉と一緒に出されたものをどう食べるのか分からないヒースローの姿を覚えている方なら、実際の茶房を見た瞬間にあの場面が浮かぶかもしれません。

京都の文化に興味を持ちながら、なかなか完全には溶け込めないヒースローの立ち位置が、甘味を食べる短い場面からも伝わってくるのがこの作品らしいですよね。

さらに『Rouge-継承-』でも、洛が大学院時代の友人と話す場面などで、茶ろんたわらやと一致する空間が使用されたとする複数の現地検証があります。

ここで注意したいのが、ドラマ内での茶房の名前です。ロケ地資料には「茶ろん くらや」と記録するものがある一方、「茶ロン つるや」とする資料もあり、表記が一致していません。

そのため、現段階では「劇中名は茶ろんくらや」と断定せず、茶ろんたわらやが撮影場所として高い確度で一致していることと、劇中の屋号表記は別に考えるのが安全です。

茶ろんたわらやの基本情報

営業時間は10:00~16:00で、定休日は毎週火曜日です。あんみつや蜜まめ、お抹茶と生菓子、善哉、本蕨餅などが用意され、季節によって氷や限定の甘味も登場します。

季節メニューは提供時期が限られるため、ドラマに登場した栗善哉を目当てに訪れる場合は、その日の提供状況を確認しておくと安心です。茶房は8席しかないため、大人数での聖地巡礼には向いていません。

ドラマと同じ席を探して長時間撮影するより、ほかのお客さんと同じように甘味を注文し、静かな時間を楽しむのがおすすめです。

私は『京都人の密かな愉しみ』のロケ地では、「同じ写真を撮ること」よりも「登場人物が感じたかもしれない空気を味わうこと」の方が作品に合っていると思っています。

お抹茶と季節の生菓子を前にしたとき、久楽屋春信で交わされていた何気ない会話まで思い出せるかもしれませんよ。

烏丸店と京菓子資料館のロケ地

今出川駅のすぐ近くにある俵屋吉富 烏丸店も、『Rouge-継承-』まで含めて聖地巡礼するなら外せない場所です。烏丸店は1978年12月8日に開業し、京都の主要な通りのひとつである烏丸通に面しています。

静かな路地側にある小川店とは雰囲気が異なり、「表通りにある支店」という印象が強い店舗です。

『Rouge-継承-』では久楽屋春信の烏丸店として使用されたとするロケ地検証が複数あり、第5話で鶴子が従業員たちをねぎらう場面などとの一致が報告されています。

ただし、烏丸店についてもNHKや俵屋吉富公式がドラマの撮影場所として個別に公表した一次資料は確認できていません。

そのため、本店と同じ「公式確定」とせず、高確度のロケ地として区別しておくのが大切です。そして烏丸店と一緒に訪れたいのが、隣接する京菓子資料館です。

俵屋吉富は2001年に隣接地へ龍宝館を開設し、立礼席の茶室「祥雲軒」、多目的ホール「菓仙堂」などを整備するとともに、京菓子資料館を移設・増床しています。

『Rouge-継承-』の映像を検証した資料では、茶室「明清庵」前や呈茶空間などが画面と一致するとされています。

京菓子資料館が面白いのは、ロケ地を見るだけでなく、京菓子そのものの歴史と文化を知ることができる点です。久楽屋春信の職人たちがなぜ季節や意匠にあれほどこだわるのか、ドラマだけでは分かりにくかった部分も、実際の京菓子文化に触れることで理解しやすくなります。

京菓子資料館の料金表示には注意が必要です。

俵屋吉富の公式サイト内には、常設展示を700円としている案内と、800円としている案内が混在しています。近年の公式企画展案内では800円・呈茶料込みと案内された例もあるため、記事だけを見て料金を決めつけない方が安心です。

休館日は原則として水曜日・木曜日ですが、展示替えや年末年始などに臨時休館する場合もあります。正確な入館料と開館状況は、訪問直前に公式情報をご確認ください。

『Rouge-継承-』を中心にもっとロケ地を追いかけたい方は、『京都人の密かな愉しみ Rouge-継承-』ロケ地巡りガイドも参考にすると、和菓子屋以外の舞台までつなげて回れます。

Rougeで登場した和菓子屋ロケ地

これまで紹介した場所だけを見ると、「京都人の密かな愉しみの和菓子屋ロケ地は俵屋吉富系列だけ」と思ってしまうかもしれません。

しかし、『Rouge-継承-』まで対象を広げると、もう一軒、物語のテーマに深く関わる重要な和菓子屋があります。

第7話「幕の引き方」で描かれた、廃業を決めた老舗和菓子屋です。

亀祥庵のロケ地と塩芳軒

京都人の密かな愉しみRouge第7話の亀祥庵ロケ地として高確度の塩芳軒を紹介するスライド

『京都人の密かな愉しみ Rouge-継承-』第7話では、洛と鶴子が、店を閉じる決断をしたある老舗和菓子屋を訪れます。

複数のロケ地検証では、この劇中の店を「亀祥庵」とし、撮影場所を京都・西陣にある御菓子司 塩芳軒と特定しています。

建物の外観や暖簾などの特徴が映像と一致しており、ロケ地としての確度はかなり高いと考えられます。ただし、ここでも「公式確定」と「高確度」は分けなければいけません。

NHKや塩芳軒が公式に「亀祥庵のロケ地です」と公表した一次情報は確認できていないため、この記事では複数の映像照合から特定されている高確度の撮影場所として紹介します。

亀祥庵と塩芳軒の関係

『Rouge-継承-』第7話では、廃業を決断した和菓子屋が物語の重要な舞台になります。

劇中店を「亀祥庵」とするロケ地資料があり、外観などの照合から塩芳軒が撮影場所として複数の資料で特定されています。

ただし、NHK・塩芳軒公式による撮影場所の直接的な公表は確認できていないため、「公式ロケ地」とは断定しません。

この店が『Rouge-継承-』に登場した意味を考えると、とても興味深いんですよね。シリーズでは長い間、「伝統をどう次の世代へ渡すのか」が描かれてきました。

ところが第7話では、すべての店が永遠に受け継がれるわけではないという現実が示されます。継承することが尊くても、幕を引くという判断にも、その店を守ってきた人にしか分からない覚悟があります。

受け継ぐ久楽屋春信と、終わりを選ぶ亀祥庵。その対比を同じ「老舗和菓子屋」という存在で描いたところに、『Rouge-継承-』という物語の深さを感じます。

塩芳軒の名物聚楽と店舗情報

塩芳軒の代表銘菓聚楽と聚楽第に由来する菓銘を紹介するスライド

亀祥庵のロケ地として高い確度で特定されている塩芳軒は、1882年創業の老舗和菓子店です。京都市上京区の黒門通中立売上ルに店を構え、長く西陣の町で京菓子を作り続けています。

建物自体にも歴史があり、ドラマの画面に映ったときに「本当に長く続いてきた店」の雰囲気が自然に伝わってくる理由のひとつです。

代表的な銘菓として覚えておきたいのが「聚楽」です。店がある西陣周辺には、豊臣秀吉が築いた聚楽第の歴史が残っています。土地の記憶を菓銘に映すという感覚も、京都の和菓子を楽しむ面白さのひとつですね。

項目御菓子司 塩芳軒
創業1882年
所在地京都市上京区黒門通中立売上ル飛騨殿町180
営業時間9:00~17:30
定休日日曜日・祝日・月1回水曜日(不定)
電話番号075-441-0803
代表銘菓聚楽など

塩芳軒は俵屋吉富本店や烏丸店から見ると少し西側に離れています。

今出川周辺の俵屋吉富各店とすべて組み合わせる場合は、徒歩だけにこだわらず、当日の天候や体力によってバスなどを利用するのもいいと思います。また、和菓子は季節によって並ぶ商品が変わります。

生菓子は特に、その日に必ず同じものがあるとは限らないので、「この商品だけを絶対に買いたい」という場合は事前に店舗へ確認すると安心です。

『Rouge-継承-』第7話を見たあとなら、商品をひとつ選ぶ時間さえ、いつもと少し違って感じられるかもしれません。

店を続けること、菓子を作り続けること、そしてそれを買う人がいること。ドラマが描いた「継承」という言葉の向こう側には、こうした日々の積み重ねがあるのだと思います。

ロケ地で味わいたい京都の和菓子

『京都人の密かな愉しみ』の聖地巡礼は、撮影された建物を見つけたところで終わりではありません。

和菓子屋が舞台になっているからこそ、その店が今も作っている菓子を味わってみると、作品の世界へもう一歩近づけます。ここでは俵屋吉富で押さえておきたい代表銘菓と、茶ろんたわらやで楽しめる甘味を見ていきましょう。

俵屋吉富の雲龍と俵屋もなか

俵屋吉富の雲龍や俵屋もなか、茶ろんたわらやの栗善哉など聖地巡礼で味わいたい和菓子

俵屋吉富を代表する京菓子として、まず覚えておきたいのが「雲龍」です。

小倉餡を村雨餡で巻き上げた菓子で、切り分けた断面に現れる餡の渦が、雲に乗る龍を思わせることからこの名が付けられています。

華やかな飾りで目を引くのではなく、餡の色合いや断面、名前に込められた景色まで一緒に味わうところに京菓子らしさがあります。ドラマで職人たちが菓子の姿や季節感に向き合っている場面を思い出すと、ひとつのお菓子を見る目も少し変わってきますよね。

もうひとつ、京都のお土産や手土産として選びやすいのが俵屋もなかです。

自分用に購入するのはもちろん、『京都人の密かな愉しみ』が好きな家族や友人への手土産にすれば、ロケ地を巡った話と一緒に渡すこともできます。

聖地巡礼の日に買った和菓子を家へ持ち帰り、後日ドラマを見ながら食べるのもおすすめです。

◆nanaのワンポイント
ロケ地で買ったものって、不思議なくらい旅の記憶と結びつきます。家に帰って雲龍や最中を食べたときに、店の暖簾や今出川の道まで思い出せたら、聖地巡礼がその日だけで終わらなくなるんですよね。なお、商品の価格、容量、包装、販売状況は変更される場合があります。手土産にする場合は、購入時に賞味期限や保存方法も確認しておくと安心です。遠方へ持ち帰る場合は、旅程に合わせて日持ちする商品を店舗で相談してみるのもいいでしょう。

商品名:『京都人の密かな愉しみ』Blu-ray BOX

ロケ地を歩いたあとに本編を見返すと、俵屋吉富本店のたたずまいや京都の路地など、以前は気づかなかった背景にも目が向きます。聖地巡礼の記憶と作品の映像を何度も重ねて楽しみたい方に相性のいい公式映像商品です。

価格、在庫、特典内容は販売時期によって変わるため、購入前に楽天の商品ページで最新情報をご確認ください。

茶ろんたわらやの甘味と抹茶

ロケ地巡りの途中で座ってひと休みしたくなったら、茶ろんたわらやはとても魅力的な場所です。

現在は独自のあんみつや蜜まめ、お抹茶と季節の生菓子、丹波大納言小豆を使った善哉、本蕨餅などが案内されています。季節によっては白玉宇治金時などの氷も用意されるため、訪れる時期によって楽しみが変わります。

『京都人の密かな愉しみ』ファンとして特に気になるのは、やはりヒースローの場面を思い出す栗善哉でしょう。

ただし、栗善哉は季節商品として扱われるため、一年中いつでもドラマと同じように食べられるわけではありません。

「せっかく行ったのになかった」とならないよう、栗善哉を第一の目的にする場合は提供時期を確認しておくのがおすすめです。

一方で、季節によって食べられるものが違うこと自体が、京菓子の魅力でもあります。春には春らしい意匠、夏には涼しさを感じる菓子、秋には実りや月を思わせるもの、冬には雪や新年を表現したもの。

『京都人の密かな愉しみ』が四季ごとの京都を丁寧に映してきたように、和菓子もその時期にしかない景色を小さな形の中に閉じ込めています。

あえてドラマと違う季節に訪れるのも楽しい

同じ茶ろんたわらやでも、春と秋、夏と冬では町の光や提供される甘味が変わります。一度訪れた場所でも季節を変えると印象が違うため、『京都人の密かな愉しみ』のように四季を追いながら再訪する楽しみもあります。

あなたがドラマの中で一番好きだった京都の季節はいつでしょうか。その季節に合わせて聖地を巡れば、自分だけの『京都人の密かな愉しみ』を見つけられるかもしれません。

京都人の密かな愉しみ聖地巡礼ガイド

ここまで紹介した和菓子屋のうち、俵屋吉富烏丸店、本店、小川店、茶ろんたわらやは今出川周辺にまとまっています。

京都が初めての方でも、地下鉄今出川駅を起点にすれば比較的分かりやすく巡ることができます。

最後に、京都人の密かな愉しみの聖地巡礼で使いやすい順番と、ファンだからこそ守りたい撮影マナーを確認しておきましょう。

今出川から巡るおすすめルート

烏丸店と京菓子資料館から俵屋吉富本店、小川店、茶ろんたわらや、塩芳軒へ巡る今出川発の聖地巡礼ルート

和菓子屋ロケ地を中心に巡るなら、地下鉄烏丸線の今出川駅からスタートする方法が分かりやすいです。まず駅に近い俵屋吉富烏丸店と京菓子資料館へ向かい、そのあと本店、小川店、茶ろんたわらやへ進むと、俵屋吉富関連のロケ地を徒歩中心でつなげられます。

時間と体力に余裕があれば、最後に西側の塩芳軒まで足を延ばしてみましょう。

順番立ち寄り場所主な見どころ
1俵屋吉富 烏丸店Rougeで久楽屋春信烏丸店として高確度
2京菓子資料館京菓子文化とRougeの和空間
3俵屋吉富 本店公式確認できる久楽屋春信の中心的撮影舞台
4俵屋吉富 小川店寺之内側店舗として高確度
5茶ろんたわらやヒースローの栗善哉など喫茶シーン
6塩芳軒Rouge第7話「亀祥庵」の高確度ロケ地

移動時間だけを考えれば効率よく回れますが、京菓子資料館を見学したり、茶ろんたわらやで甘味を食べたりすると滞在時間は長くなります。

すべてを半日で消化しようと急ぐより、半日から一日程度の余裕を見ておく方が楽しみやすいかなと思います。なお、この所要時間はあくまで一般的な目安で、歩く速度、店内の混雑、道路状況、公共交通機関の運行状況などで変わります。

そして『京都人の密かな愉しみ』の聖地巡礼で、目的地と同じくらい楽しんでほしいのがロケ地とロケ地の間です。

室町通や寺之内周辺を歩いていると、昔ながらの町家、寺院の塀、小さな路地、日常の買い物へ向かう人の姿が自然に目に入ります。

ドラマが美しかったのは、観光名所だけを切り取ったからではありません。京都で暮らす人にとっては何でもない道や季節の変化まで、物語の一部として映していたからこそ、あの独特の空気が生まれたのだと思います。

桜の季節に訪れる方は、『京都人の密かな愉しみ』桜のロケ地巡りも組み合わせると、和菓子屋だけではない春の聖地も楽しめます。

聖地巡礼で守りたい撮影マナー

店舗入口をふさがないことや店内撮影の確認など京都人の密かな愉しみ聖地巡礼の撮影マナー

『京都人の密かな愉しみ』のロケ地の多くは、テーマパークのように撮影のためだけに存在する場所ではありません。

現在も営業している店舗であり、働いている方がいて、周囲には普段通り生活している方がいます。だからこそ、作品を大切に思うファンとして、「ドラマの舞台である前に、誰かの日常の場所」という意識を持って訪れたいですね。

店舗の正面を撮影するときは出入口をふさがず、ほかのお客さんが出入りするときはカメラを下ろすくらいの余裕を持っておきましょう。

人の顔が写り込む状態で撮影したり、細い道の中央に長時間立ち止まったりすることも避けたいところです。

特に小川店周辺は静かな町並みなので、大きな声でドラマの場面を再現したり、何度も同じ場所を占有して撮影したりすると、周囲の負担になってしまいます。

店内についても、「聖地だから撮影できるはず」と考えないことが大切です。一般客向けの撮影ルールが明記されていない場合は、スタッフへ一言確認してから撮影してください。

茶ろんたわらやは8席の小さな茶房なので、写真撮影を優先するより、ほかのお客さんと一緒に静かな時間を過ごすことを優先したい場所です。

聖地巡礼で最低限守りたいこと
店舗や施設の入口を長時間ふさがないようにしましょう。一般公開されていない場所や私有地へ立ち入らないようにしましょう。

店内撮影の可否が分からない場合は、必ずスタッフへ確認しましょう。営業時間や休館日、料金は変更されるため、訪問前に最新の公式情報を確認しましょう。

撮影や施設利用について判断に迷う場合は、最終的に各店舗・施設の担当者へ相談してください。聖地巡礼というと「ドラマと同じ写真を撮ること」に意識が向きやすいですが、本当に残るのは意外と写真ではないかもしれません。

店の暖簾をくぐったときの空気、抹茶の香り、細い路地を歩いたときの静けさ。そんな記憶の方が、あとで作品を見返したときに強く戻ってくるものです。

京都人の密かな愉しみ和菓子屋ロケ地のよくある質問(FAQ)

Q1. 久楽屋春信は実在する和菓子屋ですか?

A. 久楽屋春信は『京都人の密かな愉しみ』の中に登場する架空の老舗和菓子屋です。

ただし、俵屋吉富が2015年のドラマ制作監修を行い、本店が撮影舞台になったことは俵屋吉富公式で確認できます。

そのため「モデル」と紹介されることもありますが、「久楽屋春信の主な撮影舞台となった実在の老舗」と表現する方が正確です。

Q2. 京都人の密かな愉しみの和菓子屋ロケ地はどこですか?

A. 公式情報でドラマの舞台と確認できる中心地は俵屋吉富本店です。

このほか、俵屋吉富小川店、茶ろんたわらや、烏丸店、京菓子資料館も、複数の映像・現地検証からロケ地として高い確度があります。

さらに『Rouge-継承-』第7話では、劇中の「亀祥庵」の撮影場所として塩芳軒が高い確度で特定されています。

Q3. 茶ろんたわらやでドラマの栗善哉を食べられますか?

A. 茶ろんたわらやでは善哉をはじめとした甘味が提供されていますが、栗善哉などは季節によって提供期間が限られることがあります。

ドラマと同じ栗善哉を一番の目的にする場合は、訪問前にその時期のメニューを確認しておくのがおすすめです。

Q4. 俵屋吉富のロケ地は歩いて巡れますか?

A. 烏丸店、京菓子資料館、本店、小川店、茶ろんたわらやは今出川周辺にあるため、徒歩を中心に巡ることができます。

塩芳軒まで含めると移動距離が長くなるため、天候や体力によってはバスなどを組み合わせると楽です。

徒歩時間や全体の所要時間は歩く速度や店内で過ごす時間によって変わるため、あくまで目安として考えてください。

Q5. 和菓子屋の店内でロケ地写真を撮影しても大丈夫ですか?

A. 店舗によって撮影ルールは異なり、一般客向けの撮影可否が公式ページに明記されていない場合もあります。

外観は通行や営業の妨げにならないよう配慮し、店内を撮影したい場合はスタッフへ確認してからにしてください。

撮影ルールは変更される可能性があるため、正確な情報は各店舗の公式案内をご確認ください。

夕暮れの京都の路地を歩きながらドラマの京都と自分が歩く京都が重なる聖地巡礼を表現したスライド

まとめ|京都人の密かな愉しみの和菓子屋を巡ろう

『京都人の密かな愉しみ』の和菓子屋ロケ地を巡るなら、まず訪れたいのが俵屋吉富本店です。

俵屋吉富がドラマの制作監修を行い、本店が舞台になったことは公式に確認できるため、久楽屋春信の世界を現実の京都で感じられる中心地と言えます。

一方、小川店、茶ろんたわらや、烏丸店、京菓子資料館については、公式に個別の撮影場所として発表されているわけではありません。それでも、建物や室内、ドラマの場面を複数の資料と照合すると一致する部分が多く、聖地巡礼では高確度のロケ地として押さえておきたい場所です。

さらに『Rouge-継承-』第7話まで追いかけるなら、塩芳軒も忘れたくありません。久楽屋春信が「受け継ぐ老舗」を象徴する存在だとすれば、亀祥庵は「幕を引くこと」を通して継承のもう一つの側面を見せてくれました。

同じ和菓子屋という舞台を使いながら、続ける人と終える人の両方を描くところに、この作品らしい優しさと厳しさがあります。

そして聖地を訪れたら、建物の写真を撮るだけでなく、ぜひ実際の京菓子にも目を向けてみてください。

俵屋吉富の雲龍や俵屋もなか、茶ろんたわらやの甘味、塩芳軒の聚楽。菓子をひとつ味わうことで、ドラマの中で職人たちが守ろうとしていたものが、少しだけ身近に感じられるかもしれません。

京都では、店と店の間にある細い道や町家、季節の光さえも『京都人の密かな愉しみ』の世界につながっています。

ドラマの中で見た京都と、あなた自身が歩いた京都が重なったとき、きっともう一度あの物語を見返したくなるはずです。

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京都人の密かな愉しみ
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